就職しようかMBAをとろうか悩んでいる
MBAに興味があるがいつ取ったらいいのだろうか?
こんにちは。ぺんままです。
今日は米国MBAの経験をもとに、進路・キャリアに悩んでいる大学生や若手に向けて、ぺんままからのメッセージをお伝えします。
メッセージ
「正解」はないが、就職してリーダーとしての社会経験を積み、リアルな悩み・葛藤・自分の工夫・成功事例・考え方を持ってから、MBAに臨まれるとより深い学びが得られると思います。
どんな人からのメッセージなのか確認したい方はこちらご参照ください。
メッセージを送ろうと思ったきっかけ
ぺんまま自身、学生の時に就職しようかMBAに進学しようか迷い、経験者に意見を伺いながら自分で色々と考えた時期がありました。
迷った末「先に就職して社会人としてリーダーの経験を積んでからMBAを取ろう」と決め、
今実際にやってみた結果、どう感じたかを共有したいと思います。
「正解」というものは存在しない問いであるため、必ずしも同じように考える必要はありませんが、
進路・キャリアに迷っている方の参考になれば幸いと思っています。
社会人としてリーダーの経験を積んでからMBAに進んだ感想
「先に就職して社会人としてリーダーの経験を積んでからMBAを取ろう」という考えは大正解だったと感じています。
なぜなら、MBAは単に学問を学ぶところではなく、あなたの経験を踏まえてどう思うか?ということを問われる場であるからです。
想像ではなく、リアルな悩み・葛藤・自分の工夫・成功事例・考え方に基づいて、具体的に議論することを求められています。
MBAでは、リーダーやマネージャーといったチームや組織、会社、さらには社会といった、周りを率いて影響を与える人の視点で物事を考えることが多いです。
そのため、何かしらリーダーやマネージャーといった経験則に基づいて考えられるような体験がないと与えられた課題を考えること自体も難しいと思いますし、考えられはしても説得力に欠けてしまう内容になってしまうと感じます。
以下具体的に、リーダーやマネージャーのリアルな悩み・葛藤・自分の工夫・成功事例・考え方が必要とされた場面をご紹介します。
具体的な体験に基づくような指示の例
Managing Organizational Changeというクラスでは、記事を読んだりケースを読んで自分の考えを提出し、さらに他者へのフィードバックすることが課題となっていました。
コメントについて下記のように書くように求められていました。
– Keep it personal and directed to your work/ experiences.
– Add anecdotes from your experiences that can be applied to a concept in the articles will add significant value.
– Identify key points in terms of insights they provided to you and discuss what they mean to you.
– Tell us what you think. Unlike the case studies where the goal is to be objective, this is a place where you should give your opinion.
個人的なこと、逸話、(Managing Organization Changeという観点での)自分の考えや価値観というのは、
本を読んだからと言って得られるものではなく、自身の経験が大事なのではないかと思います。
具体的なリーダーとしてのふるまいを聞かれた課題の例
Managerial Leadershipというクラスではこんな課題がありました。
Currently, how are you giving and receiving feedback as a leader? What does this look like to you in your daily leadership practice?
もしリーダーとしての経験がないと答えることが難しい質問ですよね。
自分の経験が役に立った例
MBAの醍醐味はやなり一緒に学ぶ仲間ではないかと思います。
自己紹介をしたり他の方のお話を伺う際は、大抵どんな業界、経歴、職務をしたかということ聞くことから始まるように感じます。
自分がどんな話ができるのかを共有するにあたっては、自身の経験が必要になりますよね。
授業の学びを元に具体的に自分の経験を踏まえてどのように考えるかをディスカッションする「勉強会」ということをよくしていましたが、やはり経験が話の基礎になると感じました。
まとめ
「正解」はないですが、「先に就職して社会人としてリーダーの経験を積んでからMBAを取る」ということを実践した結果、学びが多く大正解だったと感じました。
MBAに興味がある大学生・社会人若手の方は、リーダーとしての社会経験を積み、リアルな悩み・葛藤・自分の工夫・成功事例・考え方を持ってから、MBAに臨まれるとより深い学びが得られると思います。