【知ると気が楽になる!科学的理論で納得できる!】補完食とは –離乳食との違いとは

ママとしての戦い
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離乳食は決まりごとが多いし細かくて気が滅入りそう、、、

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「補完食」というキーワードを耳にしたけど、どんなものなんだろう?

ぺんまま
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こんにちは。ぺんままです。

今日はWHO(世界保健機関)が提唱している「補完食」についてご紹介します。
記事を読み終わるころには、きっと読む前よりも、お子さんのお食事作りに対する気持ちが軽くなっていると思います。

この記事は、主に以下の資料を参考にしながらまとめています。記事を読んだ上で詳細が気になる点があればぜひご自身でも目を通してみることをお勧めします。
【サイト】
WHO Complementary feeding: Family foods for breastfed children(2000)その日本語訳
WHO Infant and young child feeding: Model chapter for textbooks for medical students and allied health professionals (2009)
厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(平成31(2019)年3月)
厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(平成19(2007)年3月)
【本】
森田麻里子 東大医学部卒ママ医師が伝える科学的に正しい子育て
相川晴 赤ちゃんのための補完食入門
工藤紀子 進め方と作り方がわかる はじめての『補完食』

補完食とは

補完食とは、WHO(世界保健機関)が提唱している言葉です。定義を見てみますと

Complementary feeding means giving other foods in addition to breast milk. These other foods are called complementary foods.
補完食(complementary feeding)とは、母乳に加えて他の食物を与えることです。それらの食物を補完食(complementary foods)と呼びます。

https://www.who.int/publications/i/item/complementary-feeding-family-foods-for-breastfed-children
https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/66389/WHO_NHD_00.1_jpn.pdf

英語の原文ではイタリック文字で強調されているように、母乳を減らすということではなく、あくまで母乳に加えて栄養を補完するものであるという考えをしています。

大前提として、WHOで母乳は赤ちゃんを下痢や他の感染症から守る感染防御因子を含むとともに、赤ちゃんが健康に発育するために必要なエネルギーと栄養素をすべて含んでいるため、少なくとも2歳までは与えるべきという考えを持っています。


https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/66389/WHO_NHD_00.1_jpn.pdfより取得

しかしながら、図1で見られる通り、赤ちゃんの必要とするエネルギー量と母乳から得られるエネルギーは生後6ヶ月を境として差異が発生します。母乳だけでは赤ちゃんは十分なエネルギーを得ることが出来なくなってしまうのです。

需要と供給で差異が発生するのはエネルギーだけではありません。

図2で鉄分を見てみると、6ヶ月から、生まれ持ってきた鉄分を使い果たしてしまう・かつ母乳からも十分に得ることができないため、必要な栄養量に対して大きな差異が発生してしまいます。


https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/66389/WHO_NHD_00.1_jpn.pdfより取得

このように6ヶ月を境に赤ちゃんの需要と母乳の供給でバランスが採れなくなった分を、食べ物で「補完」するというのが、「補完食」の考え方です。

離乳食とは

日本における「離乳」という考えは、時代とともに変化しているようです。

厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(平成19(2007)年3月)の中では、「離乳とは、母乳または育児用ミルク等の乳汁栄養から幼児食に移行する過程をいう。」と記載があります。

移行という言葉を辞典(デジタル大辞泉 )でひくと、

[名](スル)ある状態から他の状態へ移っていくこと。

https://www.weblio.jp/content/%E7%A7%BB%E8%A1%8C

とあります。

つまり、「母乳または育児用ミルク等の乳汁栄養」の状態から「幼児食」に置き換わって行くようなイメージで記載がされているようです。

しかし、厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(平成31(2019)年3月)

の中では、

離乳とは、成長に伴い、母乳又は育児用ミルク等の乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補完するために、乳汁から幼児食に移行する過程12をいい、その時に与えられる食事を離乳食13という。 
12 離乳の完了は、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。
13 WHOでは「Complementary Feeding」といい、いわゆる「補完食」と訳されることがある。

授乳・離乳の支援ガイド(平成31(2019)年3月)

との記載がされており、WHOとほぼ同様の考え方、つまり母乳に加えて栄養を補完するものであるとの考えが示されています。

しかし、「離乳」という言葉自体は残っているため、どうしても移行のイメージを持ちやすい言葉になっていると感じます。

言葉の定義だけではない、「補完食」と「離乳食」の違い

しかしながら、WHOの「補完食」と厚生労働省の「離乳食」は言葉だけではなく、取り組みの中身も違っています。

ざっくりと違いを述べると、「補完食」の方が使用できる食材の自由度が高いです。

厚生労働省の「離乳食」は日本の専門家がWHOの補完食も踏まえ、日本の事情を織り交ぜて考えたものなので、「補完食」と「離乳食」のどちらが優れているかということは比較する必要はないと思いますが、
「離乳食」の狭い枠に囚われて苦しんでいるのであれば、「補完食」という自由度が高い世界のスタンダードがあることを知って、少しでも気を楽に楽しくお子さんとの食事を進めてもらえるといいなと思います。

具体的にどのような点が異なるのが、資料を参考にぺんままにて比較表を作成しました。

補完食・離乳食ともに徐々に量を増やしていったり食べ物の形状が小さな粒から大きな粒へと変化していく点などは同様ではありますが、
重視しているポイントの違いから、食事の形状や食べ物などが大きく異なっています。

具体的な補完食の例

離乳食は多くの参考書が365日分の参考レシピなどをあげていたりと具体的な例が多いですが、補完食はまだまだ例が限られていることが難点ではあります。

こちらの本には具体的なレシピが載っているので、とても参考になります。

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まとめ

「食べる」だけではなく、赤ちゃんの成長に必要な栄養を補う「補完食」。

補完食の考え方を知ると、離乳食において食べていい食べ物は何かを食材リストを見ながら調べたり、バリエーションが限られてしまったり、栄養の方よりが気になったり、といった悩みからすこし解放されるのではないでしょうか。

皆様の楽しい生活と皆様のお子様の健やかなご成長を心から応援しております。