【提出前に要確認!】【無料ツールまとめ】英語論文・レポートの盗用・剽窃(plagiarism)チェックツール

学び
悩む人
悩む人

正しく書いたつもりだが、盗用・剽窃と評価されて単位を落とさないように念のためチェックをしておきたい。

悩む人
悩む人

自分は正しく書いたが、グループで論文を書いているので、他の人が盗作・剽窃をしてトラブルに巻き込まれないか心配。

ぺんまま
ぺんまま

こんにちは。ぺんままです。

今日は英語論文やレポートに使用できる、plagiarism(盗用・剽窃)を確認する方法を紹介します。

plagiarism(盗用・剽窃)チェックの重要性

ぺんままの留学している大学だけではなく、多くの大学がThe Honor Code(オナーコード:倫理規定)やAcademic Integrity(アカデミック・インテグリティ:学術的な誠実さ/真摯さ/高潔さ)の中で、盗用・剽窃(plagiarism)についての規定があるかと思います。

例えば、スタンフォード大学のHonor code(倫理規定)を取り上げてみてみますと、
Violations of the Honor Code(倫理規定に違反している)ものの例としてしっかりとPlagiarism(盗用・剽窃)が定義されています。倫理規定に違反となった場合、単位を落としたり、停学などとなり、学業に影響が発生します。

そもそもplagiarism(盗用・剽窃)とは?

スタンフォード大学のHonor codeでも参照さえている、The Council of Writing Program Administratorsの定義を見ると、

 In an instructional setting, plagiarism occurs when a writer deliberately uses someone else’s language, ideas, or other original (not common-knowledge) material without acknowledging its source.

This definition applies to texts published in print or on-line, to manuscripts, and to the work of other student writers. Most current discussions of plagiarism fail to distinguish between:

1. submitting someone else’s text as one’s own or attempting to blur the line between one’s own ideas or words and those borrowed from another source, and

2. carelessly or inadequately citing ideas and words borrowed from another source.

https://wpacouncil.org/aws/CWPA/pt/sd/news_article/272555/_PARENT/layout_details/false

とあります。

日本語「盗用」と「剽窃」の定義を見てみますと、以下のようになっています。

盗用とは、[名](スル)他人の所有になるものを無断で使用すること

https://www.weblio.jp/content/%E7%9B%97%E7%94%A8

剽窃とは、[名](スル)他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして発表すること。

https://www.weblio.jp/content/%E5%89%BD%E7%AA%83

剽窃とほぼ同じ表現として「盗作」とも言えます。

盗作とは、[名](スル)他人の作品の全部または一部を、そのまま自分のものとして無断で使うこと。また、その作品。剽窃(ひょうせつ)。

https://www.weblio.jp/content/%E7%9B%97%E4%BD%9C

「盗作は無断で自作として発表した作品を表現する時に使い、盗用は無許可での使用を表現する時に使い、剽窃は無断で自作として発表する行為を表現する時に使うという違い」と表現しているサイトもありました。

まとめると他人の作品を勝手に使用することに関連した行為になりますので、「盗用」も「剽窃」も「盗作」もplagiarismに相当すると考えられます。

Plagiarism(盗用・剽窃)とthe misuse of sources(誤用)の違い

The Council of Writing Program Administratorsの定義を見ると、

Ethical writers make every effort to acknowledge sources fully and appropriately in accordance with the contexts and genres of their writing. A student who attempts (even if clumsily) to identify and credit his or her source, but who misuses a specific citation format or incorrectly uses quotation marks or other forms of identifying material taken from other sources, has not plagiarized. Instead, such a student should be considered to have failed to cite and document sources appropriately.

https://wpacouncil.org/aws/CWPA/pt/sd/news_article/272555/_PARENT/layout_details/false

つまり、倫理的な意図に基づき最大限に正しい利用をしようとしたかどうかが、plagiarismとthe misuseの違いになります

style guideに則った英語論文・レポートの書き方についてはこちらの記事もご参考になさってください。

Plagiarismの確認方法

とはいえ、自分自身が努力をしたとしても、記載をし忘れたなどで間違いがあって教授の確認に引っかかってしまったり、グループワークをしていて他の人がplagiarismをしていてグループとして責任を問われてしまったりすると、弁解に追われて大変になるかと思います。

事前にそのような事故に巻き込まれないように、防ぐ努力をするということもplagiarismとみなされないための一つの対策だと思います。

Plagiarismの確認にはツールが有効です。以下で紹介していきます。

Plagiarismの確認ツール

Turnitin

学術英語論文・レポートにおけるPlagiarismの確認で最も信頼のおけるツールはTurnitinでしょう。
基本的には有料のサービスですが、大学側でTurnitinを使用することができるコードを生徒に発行して提供している場合もありますので、教授やwritingサポートに問い合わせてみることをお勧めします

Grammarly

学生をはじめ英語を書くときに自動で文法や単語のミスを検出してくれるツールを提供しているGrammaryのツールで信頼度も高めです。Plagiarismと一緒に文法や単語のチェックなどもできて手間が減ります。

Scribbr

学校関連の書き物に対して、学術論文の書き方から引用方法のツールの提供など様々なサービスを提供しているScribbrが提供しているサービスです。こちらはTurnitinがサポートしているため、かなり信頼度が高いです。ただし、signinが必要となっています。

unicheck

こちらは一度に200 wordsまでしかチェックができないのが難点ですが、Scribbrの調査によると信頼性は高めです。

Search Engine Report

少し信頼度は劣ります(Scribbrの調査)が、1000wordsまで一度に確認をすることができ、センテンスごとにUniqueかどうかを確認することが可能です。

Pre Post SEO

こちらも少し信頼度は劣ります(Scribbrの調査)が、会員登録なしで1000words、会員登録ありで1500 wordsまで一度に確認をすることができます。

まとめ

自分自身・または自分の所属するグループの英語論文・レポートがplagiarism(盗用・剽窃)とみなされないための努力の過程として、ぜひ提出前に一度はPlagiarismの確認ツールをつかって確認をしてみてください。