【米国MBAの学び】本当に”Seeing is Believing”は正しいのか?

学び
悩む人
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なんで「第一印象は大事」と言われるのだろう?

悩む人
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見た目でなんとなく良いと判断したけれど、実はよくない買い物をしてしまった

悩む人
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一つ「良さそう」という印象を受けると、なんとなく全体が「良さそう」という印象を受けてしまう気がする

悩む人
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なんで人種差別が存在してしまうんだろう

ぺんまま
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こんにちは。ぺんままです。

人間は視覚から得る情報が8割を占めるといわれますが、本当にその情報は信じていいのでしょうか?
今日は米国MBAで取り上げられたimplicit bias(暗黙の偏見)を紹介します。

学びのまとめ

・人間は、まったく同じ見かけでも言葉によって受ける印象が変わってしまったり、まったく同じ言動でも見た目によって受ける印象が変わってしまう、implicit bias/unconscious bias(暗黙の偏見)を持っている

・見たものをそのまま判断してしまうことによって、バイアスのかかった誤った判断をしてしまうことがある

・できるだけ偏見によらない判断をするためには、偏見を認知して、偏見がないような工夫をすることが大事である

“Seeing is Believing” (見ることは信じること)?

“Seeing is Believing” (見ることは信じること)という諺がありますが、本当にそうなのでしょうか?

MBAの授業の中でHarvard Universityが作成した”Illusions at work”という動画を使って、問題提起がなされました。
4分18秒の短い動画で字幕もついていますので、ぜひご覧ください。

例えば、こちらの画像、皆さんにはどう見えますか?

引用元:https://outsmartinghumanminds.org/module/illusions-at-work/

お顔の特徴が左右で違いますね。

左が黒人の方、右が白人の方の画像だと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は全く同じ肌の色なのです。

「そういわれてみればそんな気もする」という印象を受けないでしょうか?

これはImplicit bias(unconscious biasともいう)という潜在意識の中に存在する考え方・ものの見方によって判断してしまっているからです。

今回の画像の場合は、今までに見たことのある黒人の方と白人の方のお顔の特徴を潜在意識の中に学習した内容として持っており、今見た画像の人物が黒人の方なのか白人の方なのかを判断してしまったということです。

世の中には、Implicit biasによって左右されてしまう事柄がよくあります。
顕著な例でいうとヘイトクライムや黒人の方への暴行死などがあげられます。近年でも胸を痛めることが多いですね。

ビジネスの中にも、バイアスによる誤った判断をする可能性が多く潜んでいます。
例えば人材雇用の面談をするとき、なんとなく見た目がいい人の履歴書を見るとよく見えてしまう、女性だから理系科目が苦手なのではないかと考えてしまうことも、バイアスの一つです。

バイアスが生まれないようにするには

こういったimplicit biasを全く持たないようにすることは、残念ながら難しいです。

しかし、バイアスが生まれないような工夫をすることは可能です。下記のような工夫が挙げられます。

まずはバイアスが発生することがあるということを認識すること

バイアスが発生しにくい環境を整えること

「バイアスが発生しにくい環境を整えること」の例としては、人事面談の応募者をわざと見えないようにするということです。オーケストラのオーディションで応募者を見えないようにしてオーディションを行ったところ、女性の合格者が多くなったという調査結果がこの動画の中では取り上げられていました。日本語の記事を見つけましたのでご参照ください。

この記事にも取り上げられているように、世の中では女性が過小評価されてしまバイアスが存在するので、女性か男性かをわからなくして評価できないようにすることで公平に判断をするように工夫するというものです。

日本の社会においては、髪の色や服装などで評価されてしまうような会社や学校などがあるとメディアから認識していますが、ぜひそういった方に知っていただきたいですし、いまこの記事を読んでいる方もぜひ人を見た目で判断しないように自分を疑うこと、誤った判断をしない工夫をしていただければと思っています。

私たちの身の回りには、他にも様々なバイアスが存在しています。

例えば、確証バイアス、内集団バイアス、後知恵バイアス、ハロー効果、、、などなど。

自分の言動に疑問を持つためには、まずはどんなバイアスが存在するのか知ることが大事なのかなと感じました。

詳しくは別途記載させていただきますが、網羅的な情報を得るために本などを一読してみることをお勧めします。

こちらは、バイアスがどのように発生するかだけでなく、どうしたら防ぐことができるかを具体的に説明して区ているため、実践していくにあたってとても役に立ちます。



こちらはバイアスの種類を図解で説明してくれているので、とても分かりやすく読めます。



こちらはビジネスにおける実例を挙げながら説明されている点がとても納得感があります。どのようにバイアスを防げばよいのかのテクニックについても、具体的にリーダーとしてどう声をかけたかなどリアルな情報が多いです。

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こちらはもう少し学術的な細かい情報が載っており詳しく理解したい方向けです。

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まとめ

・人間は、まったく同じ見かけでも言葉によって受ける印象が変わってしまったり、まったく同じ言動でも見た目によって受ける印象が変わってしまう、implicit bias/unconscious bias(暗黙の偏見)を持っている

・見たものをそのまま判断してしまうことによって、バイアスのかかった誤った判断をしてしまうことがある

・できるだけ偏見によらない判断をするためには、偏見を認知して、偏見がないような工夫をすることが大事である